子どもは自ら育つ――

自発性を大切にし、子ども達の中に眠る可能性を信じた倉橋惣三の教育が、今の時代にこそ求められている

倉橋惣物語

-上皇さまの教育係-

倉橋燿子・倉橋麻生 著

2021年11月25日 講談社より発売!

 

"日本のフレーベル"、"近代幼児教育の父"と呼ばれる倉橋惣三は、大正から昭和にかけて活躍した教育者。昭和3年からは昭和天皇、皇后陛下へのご進講が始まり、上皇陛下が皇太子でいらした幼少期に、教育係を務めた。

 

少年時代、運動が苦手で不器用なうえ、引っ込み思案だった惣三の心を開いてくれた、下町の子ども達。

導いてくれた恩師や、夢を語りあった生涯の友。

さまざまな出会いが、惣三という人間を作っていく。

 

学生時代から幼児教育に興味を持ち、やがて教育者となった惣三は、激動の時代にあっても変わらず「子どもの友達」であろうとした。

幼児教育の改革を行っていく一方で、息子との関係に悩む一人の親でもあった――

各書店にて発売中!

下記リンクボタンから購入できます。


11/29 東京新聞に『倉橋惣三物語』の広告が掲載されました

書籍紹介サイト「BOOKウォッチ」トピックス

下記の画像をクリックいただくと、記事ページが開きます。

講談社 WEBマガジン「mi-mollet」

下記の画像をクリックいただくと、記事ページが開きます。

推薦コメント
日本の幼児教育界に絶大な影響力を持つ倉橋惣三という人物に関心を持ち、倉橋研究の隅っこを手探りしている私にとって、「小説・倉橋」は夢であり、草稿を手にしたときは見てはいけないものを覗き見るような畏れに近い感覚があった。
これぞ知りたいと思っていた倉橋少年、父親倉橋の横顔を垣間見たようで、今も夢見心地である。この本に出会えたことに感謝している。
父から子へ孫へと語り継がれた大切な記憶が一つの物語になりました。
『倉橋惣三物語』は、公に残された資料だけでは知ることができない、痛みや温かさを伴った暮らしの記憶です。
この本を読み、人間倉橋惣三と出会うことで、保育界に新しい地平が見えてくるように思います。大事にゆっくり読み進めていきたいと思います。
試し読み

『倉橋惣三物語-上皇さまの教育係』は、講談社のWEBサイトで試し読みが出来ます。

 ★プロローグと第1章がまるごと読めますので、ぜひご覧ください。

 


あらすじ

「自ら育つものを育たせようとする心、それが育ての心である。

世にこんな楽しい心があろうか。それは明るい世界である。温かい世界である。

育つものと育てるものとが、互いの結びつきに於て相楽しんでいる心である。」(倉橋惣三『育ての心』より)

 

明治15年12月28日

のちに”日本のフレーベル” ”近代幼児教育の父”と呼ばれることとなる一人の男の子が、静岡に誕生した。

大正から昭和にかけて活躍した日本の児童心理学者であり、現在の上皇陛下の幼少期に教育係を務めた教育者・倉橋惣三である。

 

引っ込み思案で、カメだの殿様ガエルだのとからかわれた惣三は、小学生の時に上京し、浅草の子どもたちと触れ合いながら、子どもに興味を抱いていく。

 

尋常中学校時代には雑誌『児童研究』を定期購読。

第一高等学校時代には、日本初の幼稚園「東京女子高等師範学校附属幼稚園(現・お茶の水女子大学附属幼稚園)」に足繁く通いながら、子どもたちと遊んだ。

 

東京帝国大学卒業後、嘱託講師や教師を経て、お茶の水幼稚園主事(園長)に就任。日本の堅苦しかった保育や幼児教育を改革していった。

そして、惣三の代名詞ともなった「誘導保育」と呼ばれる保育方針を打ち立てる。

それは、子どもが持つ「自らの内に育つ力」を大切にし、子どもが自発的に自由に遊ぶ中で「自己充実」を目指すという教育方針。周囲の大人が教え導くのは、その自己充実のために刺激を与え、環境を構築すること――。

 

同時に、惣三は常に「子どもの友達」であろうとし、息子との関係に悩む一人の親でもあった。

 

近代幼児教育の父と呼ばれた男は、どのような眼差しで子どもたちと向き合い、父親として何に悩んだのか――。

 

現在のコロナ禍を思わせるスペイン風邪の流行、関東大震災や第二次世界大戦の敗戦。

激動の時代を生きた倉橋惣三の生涯を、遺された日記をはじめとする貴重な資料をもとに、史実に基づいて描く感動の物語。

 

ここに、研究書では知ることのできない人間・倉橋惣三の素顔が語られる。

 

 

著者紹介

倉橋燿子(Yoko Kurahashi)

広島県生まれ。上智大学文学部卒業。出版社勤務、フリー編集者、コピーライターを経て、作家デビュー。講談社『風を道しるべに……』等で大人気を博した。その後、児童読み物に重心を移す。

主な作品に、『いちご』『青い天使』『パセリ伝説』『生きているだけでいい! 馬が教えてくれたこと』『夜カフェ』シリーズ(以上、すべて講談社青い鳥文庫)、『風の天使』(ポプラ社)などがある。

倉橋麻生(Mao Kurahashi)

東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、上智大学博士前期課程修了。卒業後、宮内庁に勤務。事務官として皇室業務にあたる。現在は、企業のESG/SDGs調査の仕事に携わっている。

倉橋燿子の長女であり、惣三のひ孫にあたる。


告知リリース

SNS等でお使いいただける告知リリースです。

各種お知らせやSNSへの投稿にお使いいただけますので、ご入り用の方は、下記より画像の保存、またはPDFをダウンロードください。

 

ダウンロード
講談社『倉橋惣三物語』告知用A4.pdf
PDFファイル 1.7 MB