会員さんのおすすめ絵本

当会の会員さんがおすすめする絵本を紹介しています。


目次


「せんせい」

文:大場 牧夫   絵:長 新太

福音館書店

 

 

おすすめコメント  保育に対する考えかたの違いから、自分の保育に自信がもてなくなり、保育士をやめてしまいたくなったことがある。そのとき偶然、『せんせい』と出会い、なみだがとまらなくなってしまった。「先生というのは、子どもといっしょになって遊ぶ人であると同時に、一人の人間なんだよ」ということが、この本にはちゃんと書かれていた。 子どもたちに「せんせい、あそぼう!」って言ってもらえるうちは、「あなたは保育士でいていいんだよ」と言われた気がして、そのときからわたしにとって大事な一冊になっている。(安井素子さん)

 

「あさえとちいさいいもうと」

文:筒井頼子   絵:林 明子

福音館書店

 

 

おすすめコメント  あさえが、妹のために、公園につれていって遊んであげるのですが、途中から、自分が遊ぶのが楽しくなって、妹を見失ってしまうのです。 あさえもまだお姉さんになったばかりなのに、自分の妹を気遣ったり、心配したりして、必死で探して、小さなお母さんのような姿を見せるところが本当に素敵でいじらしく、なんだか絵本を読んでいるうちに、その世界に引き込まれていきます。(南 美貴さん)

 

「ガンピーさんのふなあそび」

作:ジョン・バーニンガム   
訳:みつよし なつや
ぽるぷ出版

  

 

おすすめコメント バーニンガムの絵は柔らかくて好きなこともありますが、次々登場する動物たちの特徴がしっかり書かれていて嘘がないし、また動物たちもそれぞれ自分でいて、それもいいなぁ、と思っています。そしてこの本は最後のお茶のシーンが素敵。みんなで大きなテーブルを囲んで、ゆっくりお茶を楽しむ。いつもこのシーンを見ては、こうありたいと思っています。(大竹 みどりさん)

 


「最初の質問」

文:長田 弘   絵:いせひでこ
講談社

  

 

おすすめコメント 「あなたは最近空をみあげましたか?」 「土の上に座ったのはいつですか?」などの質問。 子育て支援センターで読んだとき、そんなゆとり全くなかったとぽろぽろ涙を流すお母さんがいました。 保育をしていると、空をみあげることも、ちいさな虫を観察することも、土や葉っぱや子どもたちが興味を示すものに心を動かされることが日々あります。それはきっと幸せなことであり、そう思えないお母さん、お父さんを支えられる可能性のある仕事なのだと思います。 わたしはたくさんの質問に、すらすらと答えることができない自分にがっかりします。自然の中で過ごす時間をたくさんもちたいと思います。(安井 素子さん) 

 

 

 

「カマキリくん」

作:タダ サトシ

こぐま社

 

 

おすすめコメント 私はこの職業になるまでは虫が苦手でしたが、子どもたちとの生活を過ごすうちに、子どもといるときは、虫に触ったり捕まえたりできるようになりました。 この絵本の主人公は、カマキリくんと仲良しになるのですが、生餌を食べないと元気にならないということを、体験しながら知っていくのです。自分の大切な他の虫を食べられてしまい、驚くのですが、カマキリはそういう虫なのだと知っていく過程が描かれていて、感動します。 (南 美貴さん) 

 

 

 

 

「ゴールディーのお人形」

作・絵:M.B. ゴフスタイン
訳:末盛 千枝子

現代企画室

 

 

おすすめコメント この本とは手仕事でつくられたものを扱うお店で出会いました。商品ではなく、隅にある棚に置かれていたので読ませてもらったらとても良くて、どうしても手元にほしいと思ったのに当時は絶版でした。何度も再販請求をし、そしてようやく私の手元にも来ました。人が気持ちを込めてつくったものに宿る目に見えないなにか、それを感じさせてくれます。日々の暮らしの中でも手仕事でつくられたものを大事に使い続けていたいと思わせてくれる1冊です。(大竹 みどりさん)

 

 

 


「おーい かばくん」

詩:中川いつこ   絵:あべ弘士
ひさかたチャイルド

  

 

おすすめコメント 0歳児クラスで、毎年大人気の絵本です。ゆったりとした音楽と語りに、子どもたちの心もゆったりとするようです。子どもの心に(大人もですね)響く絵本ですね。(北村一讓さん  

 

 

 

「おこだでませんように」

作:くすのきしげのり 絵:石井 聖岳

小学館

 

 

おすすめコメント 「ぼくは いつも おこられる」――主人公の男の子は、いつもお母さんや先生から怒られます。あるとき、友だちを訳あってなぐってしまったときに、先生から叱られる主人公。でもその主人公は、なぐる前に自分も心のパンチをくらっていたんだと心の中でつぶやく場面にハッとさせられた本です。私たちは、子どもの心をいつもしっかりと受けとめてあげているんだろうか。子どもの行動ばかりに目を向けるのではなく、子どもの思いに寄り添う大切さに気付かされる、大好きな絵本です。(吉田茂さん) 

 

 

 

「はなのすきなうし」

文:マンロー・リーフ
絵:ロバート・ローソン
訳:光吉 夏弥

岩波書店

 

 

おすすめコメント この絵本は祖父・倉橋惣三からもらったような気がします。祖父とベランダで遊んでいる写真が残っているので3歳くらいかと思います。その頃は、もっぱら大好きなおじいちゃんと遊んでいました。主人公ふぇるじなんどは、私にとっておじいちゃんだったのではないかと思い当たりました。いつもニコニコ優しく、ゆったりしていて、花が大好きで、見守ってくれている感じ。怒ったり、声を荒げたりしたことは記憶にありません。平和主義のおじいちゃんが、コルクの木の下で一人、花の匂いを嗅いでいるふぇるじなんどと重なって、親近感を覚えていたのかもしれません。(代表理事 倉橋 和雄)

 

 

 


「タラがだいはっせいしたら」

作:北島 光茂   絵:大橋 重信

くもん出版

 

 

おすすめコメント  ここに出てくる主人公の男の子のお母さんは、いつも「~しタラ、~してあげる」と、たくさんの「タラ」を男の子に浴びせます。あるとき、この男の子は、そのタラに押しつぶされかけます。そのときに、お母さんは思い詰まってある一言を発し、その男の子は救われるというお話です。これは、私の長女が小学生の時に学校の図書館から借りてきて読んでいたのを、私が借りて読んだのがきっかけです。親が子どもに何気なくかけている言葉は、子どもにとってどうかを見つめ直せる素敵な絵本です。なぜ、長女はこれを借りてきたのか――15年以上経っても未だ謎です(笑)。(吉田茂さん)

 

 

 

「こびとづかん」

作:なばたとしたか

ロクリン社

 

 

おすすめコメント  2歳児から年長まで大人気の絵本です。 望遠鏡でこびと探しをしたり、自分で想像したこびとを絵に描いて特性を考えるなど、絵本から想像の世界を広げ、友だちと一緒に遊びを発展させています。 (北村一讓さん)

 

 

 




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