倉橋惣三 主な著作

『幼稚園雑草』上下 フレーベル館 2008年発行

 

倉橋に学び、保育を極める。倉橋保育の原点がわかる小論や随筆集。

上垣内伸子十文字学園女子大学教授の書き下ろし解説を収録。

 

1926(大正15)年 出版

1948(昭和23)年 新版として再版

 

『育ての心』上下 フレーベル館 2008年発行

 

倉橋保育の真髄が見える小論や随筆集。

上巻には森上史朗子どもと保育総合研究所代表の書き下ろし解説、下巻に新進気鋭の倉橋研究者・大豆生田啓友(関東学院大准教授)の書き下ろし解説を収録。

 

1936(昭和11)年 出版

1948(昭和23)年 新版として再版

1976(昭和51)年 フレーベル新書12,13

『幼稚園真諦』フレーベル館 2008年発行

 

誘導保育など倉橋の理論・思想が展開される倉橋理解の基本書。

倉橋研究を主導する一人・柴崎正行(大妻女子大学教授)の書き下ろし解説を収録。

 

1934(昭和9)年   『幼稚園保育法真諦』として出版

1953(昭和28)年 『幼稚園真諦』として新版として復刊

1976(昭和51)年 フレーベル新書10

 

『子供讃歌』フレーベル館 2008年発行

 

倉橋の保育を倉橋自身が語る、青年期から晩年までの自伝。

倉橋研究の第一人者・森上史朗(子どもと保育総合研究所代表)の書き下ろし解説を収録。

 

1954(昭和29)年 出版

1976(昭和51)年 フレーベル新書11

 


『倉橋惣三選集』全5巻 学術出版会 2008年発行

 

早くから古典的な評価を得た『幼稚園真諦』をはじめとし、『子供讃歌』『幼稚園雑草』『育ての心』など、倉橋のエッセンスが凝縮された決定版。昭和40・42年に刊行された全4巻に、未収録の小文等を編纂した第5巻を加え、全5巻として復刻。

 

 

第1巻 幼稚園真諦/子供讃歌/フレーベル

第2巻 幼稚園雑草

第3巻 育ての心/就学前の教育

第4巻 保育案/短言(戦前)/戦中小編/戦後小編/論説/実際編/初期の著作/作詞・書簡・揮毫

第5巻 児童の教育/児童の発達と心理/教師論/家庭教育/児童文化(演劇・美術・絵本・児童読み物)/随筆/その他/雑誌執筆リスト

『倉橋惣三 保育人間学セレクション』全7巻 学術出版会 2017年発行

 

明治・大正・昭和にわたって日本の保育の礎を築き、いまなお生き生きした息吹をもたらす、倉橋惣三保育、教育学、児童心理、児童文化など、多様なジャンルから論考約300点を収録し、その思想の全体像に迫る。

解説は、当協会副代表理事の浜口順子お茶の水女子大学教授。

(1)幼児期の教育 /(2)教育論 /(3)家庭生活と教育1 /(4)家庭生活と教育2

(5)児童保護 /(6)児童文化・宗教教育 /(7)児童心理・その他


『児童学綱要』洛陽堂 1918年

『教育講話』早稲田大学出版部蔵版 1923年

『玩具の選び方と興へ方』実業之日本社 1926年

『農繁託児所の経営』冨山房 1927年

『社会的児童保護概論』大東出版社 1927年

「家庭と家庭教育(『子供研究講座』第一巻)」先進社 1928年

「家庭と家庭教育(『子供研究講座』第二巻)」先進社 1928年(1930、1978年復刊)

「幼児の心理と教育(『子供研究講座』第三巻)先進社 1928年(1930、1978年復刊)

「幼児の心理と教育(『子供研究講座』第四巻)先進社 1928年(1930、1978年復刊)

「幼児の心理と教育(『子供研究講座』第五巻)先進社 1928年

『児童保護の教育原理』中央社会事業協会 1929年(1978、1981年復刊)

『幼児のための人形芝居脚本』フレーベル館 1930年

『就学前の教育』岩波書店 1932年(1965年復刊)

『家庭教育』岩波書店 1932年(1990年復刊)

『幼年期の宗教々育』大東出版社 1933年

『児童保護問題』日本少年教護協会 1933年

『日本幼稚園史』東洋図書 1934年(1957、1980年復刊)

『系統的保育案の実際』『系統的保育案の実際解説』日本幼稚園協会 1935年(1978年復刊)

『玩具教育篇』雄山閣 1935年(1978年復刊

『児童保護問題』日本少年教護協会 1935年(1981年復刊)

『愛育読本』三省堂 1935年

『農繁期託児所の手引ー保育の実際』母子愛育會 1936年

『幼児期の教育総説』刀江書院 1937年(1967年復刊)

『遊戯の価値とその指導』文科省社会教育局 1937年

「家庭教育(『日本諸学振興委員会報告』)」1937年

『改定女子修身書・新制版』冨山房 1937年

『日本の旗 日の丸の旗』日本幼稚園協会 1937年

『新体幼稚園唱歌』日本幼稚園協会 1938年

『フレーベル』岩波書店 1938年(1951、1965年復刊)

『甘味(お菓子随筆)』双雅房 1941年

『家庭教育と学校教育』文科省社会教育局 1942年(1990年復刊)

『母が導く小学一年生ー学校から家庭へ勧める学習と生活指導』実業之日本社 1951年

 

『子どもに生きた人倉橋惣三』P377  著作図書より


倉橋惣三に関する主な書籍・研究書

『倉橋惣三物語 -上皇さまの教育係-』

著・倉橋燿子/倉橋麻生 講談社 2021年発行 

 

“日本のフレーベル”、“近代幼児教育の父”と呼ばれる倉橋惣三の遺された日記をはじめとする貴重な資料をもとに描く、感動の物語。

『子どもに生きた人・倉橋惣三の生涯と仕事』上下

著・森上史朗 編集・津守真/森上史朗 フレーベル館 2008年発行

 

生前の倉橋惣三と親交のあった著者が、倉橋への熱い想いを綴った評伝であり、生涯・思想・福祉について論じている。

 

1993(平成5)年   フレーベル館


『倉橋惣三・その人と思想』

著・坂元彦太郎 フレーベル館 2008年発行

 

倉橋に学び、保育を極める。生前の倉橋惣三と親交のあった著者が、倉橋への熱い想いを綴った評伝。

 

1976(昭和51)年 フレーベル新書14

『倉橋惣三と現代保育』

著・荒井洌/大豆生田啓友/小田豊/児玉衣子/柴崎正行/高杉展/本田和子/森上史朗

編集・津守真/森上史朗 フレーベル館 2008年発行

 

現代保育の先端をはしる8人が、倉橋惣三と切り結んだ書き下ろし論稿集。


新装新版『日本の幼児教育思想と倉橋惣三』

著・諏訪義英 新読書社 2007年発行

 

江戸時代からの幼児教育・思想と、フレーベルの保育論を導入した倉橋惣三の保育理論を紹介する。

『倉橋惣三 保育へのロマン』

著・荒井洌 フレーベル館 2011年発行

 

倉橋惣三の思想と理論を、現代の保育現場に生かす道を明らかにした、保育従事者必携の図書。倉橋の言葉を引用し、現代の保育と照らし合わせて、分かりやすく解説している一冊。


『倉橋惣三「児童心理」講義録を読み解く』

著・川上須賀子/槇英子/浜口順子/中澤潤/榎沢良彦 萌文書林 2017年発行

 

日本の幼児教育の父・倉橋惣三は、保育者養成の教員としては「何を」「いかに」教授しようとしたのか。

1934(昭和9)年の受講生のノートから、その講義の様子がいきいきと蘇る。 55ページにわたる講義録の書き起こし、幼児教育史、心理学、保育者養成などの観点から論考を加えた。倉橋の「児童心理」講義としては本邦初公開。

『発達152:倉橋惣三に学ぶこれからの保育』

ミネルヴァ書房 2017年発行

 

「教育要領」「保育指針」「教育・保育要領」の改定(改訂)等もあり、まさにいま保育の新時代を迎えようとしています。そうしたなか、本号では複数の視点から「幼児教育の父・倉橋惣三」に迫り、保育の原点とこれからについて考えます。

社会が大きく変化し、また保育をめぐる転換期のいまだからこそ考えたい特集。