子どもは自ら育つ――
自発性を大切にし、子ども達の中に眠る可能性を信じた倉橋惣三の教育が、今の時代にこそ求められている
倉橋惣三物語
-上皇さまの教育係-
倉橋燿子・倉橋麻生 著
講談社より 好評発売中!
"日本のフレーベル"、"近代幼児教育の父"と呼ばれる倉橋惣三は、大正から昭和にかけて活躍した教育者。昭和3年からは昭和天皇、皇后陛下へのご進講が始まり、上皇陛下が皇太子でいらした幼少期に、教育係を務めた。
少年時代、運動が苦手で不器用なうえ、引っ込み思案だった惣三の心を開いてくれた、下町の子ども達。
導いてくれた恩師や、夢を語りあった生涯の友。
さまざまな出会いが、惣三という人間を作っていく。
学生時代から幼児教育に興味を持ち、やがて教育者となった惣三は、激動の時代にあっても変わらず「子どもの友達」であろうとした。
幼児教育の改革を行っていく一方で、息子との関係に悩む一人の親でもあった――
各書店にて発売中!
下記リンクボタンから購入できます。
4/9 朝日新聞土曜版「be」に掲載されました
4月9日(土) 朝日新聞別刷「be」中央見開きページ「はじまりを歩く」に
「倉橋惣三」と『倉橋惣三物語』が取り上げられました!
幼稚園の歴史とともに、倉橋惣三の歩みが詳しく掲載されています。
『倉橋惣三物語』も、著者の2人へのインタビューとともに紹介されています。
当会代表理事倉橋和雄、副代表理事の浜口先生のコメントもあります。
「be」の紙面は、定期購読者に配布されますが、
朝日新聞デジタル版の有料会員でも読むことが出来ます。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15259466.html?iref=pc_rensai_long_528_article
1/24 本TUBE公式チャンネルで著者インタビューが公開されました
1/22東京新聞、1/23中日新聞 朝刊の「書く人」に掲載されました
『倉橋惣三物語』著者の倉橋燿子さん、倉橋麻生さんが倉橋惣三について語ったインタビュー記事が「書く人」欄に掲載されました。
こちらのWeb版からも、ご覧いただけます。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/155710?rct=kakuhito
12/1 講談社WEBメディア「コクリコ」に掲載されました
こども、子育て、本、読書にまつわる記事を配信しているWEBメディア
上皇さまの教育係が実践した「子供を幸せにする4つの視点」
書籍紹介サイト「BOOKウォッチ」トピックスで紹介されました
下記の画像をクリックいただくと、記事ページが開きます。
講談社 WEBマガジン「mi-mollet」で紹介されました
下記の画像をクリックいただくと、記事ページが開きます。
『倉橋惣三物語-上皇さまの教育係』は、講談社のWEBサイトで試し読みが出来ます。
★プロローグと第1章の途中まで読めますので、ぜひご覧ください。
「自ら育つものを育たせようとする心、それが育ての心である。
世にこんな楽しい心があろうか。それは明るい世界である。温かい世界である。
育つものと育てるものとが、互いの結びつきに於て相楽しんでいる心である。」(倉橋惣三『育ての心』より)
明治15年12月28日
のちに”日本のフレーベル” ”近代幼児教育の父”と呼ばれることとなる一人の男の子が、静岡に誕生した。
大正から昭和にかけて活躍した日本の児童心理学者であり、現在の上皇陛下の幼少期に教育係を務めた教育者・倉橋惣三である。
引っ込み思案で、カメだの殿様ガエルだのとからかわれた惣三は、小学生の時に上京し、浅草の子どもたちと触れ合いながら、子どもに興味を抱いていく。
尋常中学校時代には雑誌『児童研究』を定期購読。
第一高等学校時代には、日本初の幼稚園「東京女子高等師範学校附属幼稚園(現・お茶の水女子大学附属幼稚園)」に足繁く通いながら、子どもたちと遊んだ。
東京帝国大学卒業後、嘱託講師や教師を経て、お茶の水幼稚園主事(園長)に就任。日本の堅苦しかった保育や幼児教育を改革していった。
そして、惣三の代名詞ともなった「誘導保育」と呼ばれる保育方針を打ち立てる。
それは、子どもが持つ「自らの内に育つ力」を大切にし、子どもが自発的に自由に遊ぶ中で「自己充実」を目指すという教育方針。周囲の大人が教え導くのは、その自己充実のために刺激を与え、環境を構築すること――。
同時に、惣三は常に「子どもの友達」であろうとし、息子との関係に悩む一人の親でもあった。
近代幼児教育の父と呼ばれた男は、どのような眼差しで子どもたちと向き合い、父親として何に悩んだのか――。
現在のコロナ禍を思わせるスペイン風邪の流行、関東大震災や第二次世界大戦の敗戦。
激動の時代を生きた倉橋惣三の生涯を、遺された日記をはじめとする貴重な資料をもとに、史実に基づいて描く感動の物語。
ここに、研究書では知ることのできない人間・倉橋惣三の素顔が語られる。
倉橋燿子(Yoko Kurahashi)
広島県生まれ。上智大学文学部卒業。出版社勤務、フリー編集者、コピーライターを経て、作家デビュー。講談社『風を道しるべに……』等で大人気を博した。その後、児童読み物に重心を移す。
主な作品に、『いちご』『青い天使』『パセリ伝説』『生きているだけでいい! 馬が教えてくれたこと』『夜カフェ』シリーズ(以上、すべて講談社青い鳥文庫)、『風の天使』(ポプラ社)などがある。
倉橋麻生(Mao Kurahashi)
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、上智大学博士前期課程修了。卒業後、宮内庁に勤務。事務官として皇室業務にあたる。現在は、企業のESG/SDGs調査の仕事に携わっている。
倉橋燿子の長女であり、惣三のひ孫にあたる。
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